休日出社で折角出て来たので、ちょっと歩いて行ってきました。
将門首塚。
皇居界隈の史跡を見て回った時にうっかり逃して、以来ずっと行きそびれていたんですが、今日は作業がさっさと終わったので歩いて来ました。
三井のビル横の、なんかそこだけ時間を切り取ったような空間。
休日で人の往来も少ないせいか、本当にしん...と静まり返ってました。
立派な供養碑と案内板。境内も綺麗でした。
供養碑の前で手を合わせて来たのですが、実を言うと
今日の本命は↑の酒井家上屋敷の案内板の方だったりします(笑)伊達家騒動で渦中にあった原田甲斐宗輔と伊達安芸が斬られた所。
丁度山本周五郎先生の『樅の木は残った』を読んだところで、凄く気になっていたのでした。
通説では原田甲斐は奸悪な人物で伊達家の内紛に一役買ったと言います。最後は酒井家上屋敷で同時に召喚されていた四人と斬り結んで、甲斐も含め全員死亡する騒動を起こしてます。
事件後、斬られた伊達安芸は息が有ったようなんですが、酒井家上屋敷を出る時にはみんな死体になっていたというから、事件の真相については胡散臭いことこの上ない。
しかも普通ならこんな騒動を起こした藩は即改易になりそうなもんですが、逆に十二年続いていた御家騒動が収まって、改易もされてない。
また山本先生曰く、甲斐が酒井家上屋敷で騒動を起こした理由はまるで動機がなく、奸悪とするのもどうも信じかねるという事でした。
由比正雪にしても相良総三にしても極悪、謀反人の烙印を押して消された人達の裏には、面舞台の表面的な体裁を整えようと汲々としていた人達がいる。
裏返して肥やしにされた人達を洗い出せばその裏にもまた肥やしにされた人がいて。
勝者敗者どちらにも言い分があって、ひとつの言い分が通ればもう片方は消される訳で。
いつも小説や人物叢書を読みながら、歴史の真実って、結局どこにも残らないんだなあと思うのでした。
いやぁ、久し振りに更新したと思えば、なげえ…orz